Googleデータスタジオでアナリティクスのユーザー数を表示させると数値が違う
Googleデータスタジオ(現在はデータポータルに名称変更されています。)を使って、アナリティクスの数値を表示させようと連携したのですが、ユーザー数を表示させると数値が違う現象が発生しました。備忘録としてメモを残しておきます。
状況
ユーザー数以外のページビューやセッション数、直帰数などほかの数値に違いはなく、同じ数値が表示されます。ユーザー数だけ違いました。アナリティクスの方が少なく、データスタジオの方が少し多く表示されています。
同じような情報
Googleのコミュニティでも同様の内容が書かれていました。
原因
色々調べてみて原因は、アナリティクスの「プロパティ設定」の中の「ユーザー分析」-「レポートでユーザー指標を有効にする」がオンになっていると数値が違いました。
この設定をオフにすると、データスタジオとアナリティクスのユーザー数は一致します。
2017年にアップデートされた機能のようで、ユーザーを指標として分析できるようにする機能のようです。(各所のレポートでユーザーの指標で見られる機能とのこと)
» 【速報】GAにこっそり増えていた重大な新機能「ユーザー指標」とは? 今すぐに有効にするべきか否か
ただこの設定をオンにした覚えはありませんでした。ほかのアカウントを調べてみるとほとんどがオンになっており、オフのものもわずかにありました。上記の記事では当初はオフになっていて、変更したければ切り替えるというようなことが書かれています。
» Google Analyticsのプロパティの設定で「レポートでユーザ-指標を有効にする」が勝手に「オン」に変更される事案が発生
↑こちらの記事では勝手にオンにされるということも書かれています。新しくプロパティを作ると自動的にオンになるということも書かれています。今後デフォルトでオンにしていくという流れのような感じかもしれません。
記事の中では、使用頻度が低いプロパティが勝手に「オン」になっていたようですが、私の確認できるアカウントでは逆に使用頻度が低いものが「オフ」になっている感じもしました。
アナリティクス側の設定なので、データスタジオでは設定をオフにしたものしか現状では表示できない状態です。