GA4でコンバージョンが小数点になっていて焦ったとき

GA4でコンバージョン設定した数値が小数点になっていてはまったときの備忘録

現象：コンバージョンの値が１ではなく、小数点になっている

例えば、［レポート］＞［集客］＞［トラフィック獲得］＞コンバージョンの列を見ると小数点で表示されているものがある

今までのUAのGoogleアナリティクスだとコンバージョンは１になので小数点で表示されるのはおかしいと思い調べてみたると、GA4では考え方が変わっていました。

GA4ではデータドリブンと言う考え方が採用されている

参考：（ありがとうございました。）
» GA4の探索や指標など分析方法はどう変わった？解析のプロが解説

コンバージョンした時に、UAでは貢献したページを「ラストクリック」としていたが、現在GA4に登録するとデフォルトで「データドリブン」が選択されている。
たとえば、あるユーザーがサイトに4回アクセスしていて、複数のページを見て、最後の訪問でコンバージョンしたときに、各ページへの貢献の度合いをGoogleが評価して算出する。
集客のレポートを見ると、オーガニック検索で5万人来て、コンバージョンが200となっていた場合、オーガニック検索で来た人のコンバージョンが200というわけではなく、貢献度合いを算出した結果の200であるということだ。

要するに今までのGoogleアナリティクスだと、コンバージョンはラストクリックが採用されていたけども、GA4からは「データドリブン」が採用されるようになった。
データドリブンだとコンバージョンに寄与した貢献度を割り振るため、小数点でカウントされる場合がある、ということのようです。

例えば、検索から入ってきて、そのあとSNSから入ってきてそこでCVした場合、今までのアナリティクスだと最後のSNS分がカウントされてコンバージョンとなっていたものが、GA4だとその前の検索とSNSがカウントされ、コンバージョン１が割り振られるということ。

この設定は変更できる

カウントを今までどおりラストクリックでカウントさせたい場合は、設定で変更が可能です。

［管理］＞［アトリビューション設定］＞レポート用のアトリビューションモデル［▼］で設定を変更できる

「データドリブン」、「ラストクリック」のほかにも「ファーストクリック」「線形」などほかにも選択可能です。

変更は過去の履歴データも変更されます。
» [GA4] アトリビューション設定を選択する – アナリティクスヘルプ

このアトリビューションモデルの変更は、履歴データと今後のデータの両方に適用されます。
この変更は、参照元、メディア、キャンペーン、デフォルトチャネルグループなど、イベントスコープのトラフィックディメンションを使用するすべてのレポートに反映されます。影響を受けるレポートには、コンバージョンの詳細レポートとデータ探索ツールが含まれます。データ探索ツールでは、アトリビューションと互換性のあるディメンションの一覧を確認できます。セッションソース、最初のユーザーのメディアなど、ユーザー / セッションスコープのトラフィックディメンションには、レポート用のアトリビューションモデルを変更しても影響は生じません。