Xサーバー、さくら、ロリポップで比較するなら~WP使う場合
2023/09/17
久しぶりにレンタルサーバーを借りようと思いましたので、調査したまとめです。WPでサイト運用を考えていましたので、WPが使えて、費用のあまりかからない、安定稼働できる、独自ドメインで複数サイト運用できる、という点で検討しました。そこで、あがったのが、Xサーバー、さくら、ロリポップの3社。
プラン別の3社の機能比較
独自ドメインを取得し、WPをインストールして運用する場合の、基本的なスペックを網羅しているのは、Xサーバーの「X10」プランと、さくらのレンタルサーバの「スタンダード」プラン、ロリポップ!の「スタンダード」プランが検討プランとなりましので比較してみます。
機能・要件 | Xサーバー X10プラン | さくらインターネット スタンダード | ロリポップ! スタンダード |
---|---|---|---|
初期費用(税込) | 3,240円 | 1,029円 | 1,620円 |
月額費用(税込/12ヶ月契約の場合) | 1,080円 | 429円 | 540円 |
容量 | 200GB | 100GB | 120GB |
WordPress | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
データベース(MySQL) | 50個 | 20個 | 30個 |
マルチドメイン | 無制限 | 20個 | 100個 |
メールアドレス | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自SSL | 対応 | 対応 | 対応 |
費用はXサーバーが一番高く、さくらが一番安く、ロリポップがその間です。サーバー容量もそれに比例する感じです。WordPressはどこも使えて、データベース、マルチドメインも複数使えて十分です。
プラン別の3社のサーバースペック比較
機能・要件 | Xサーバー X10プラン | さくらインターネット スタンダード | ロリポップ! スタンダード | 容量 | 200GB | 100GB | 120GB |
---|---|---|---|
メモリ | 192GB | 18GB | 情報なし |
RAID | RAID10 (1+0) | RAID1 | 情報なし |
CPUコア数 | 6個 | 4個 | 情報なし |
利用可能CGI | Perl、PHP、Ruby、Python | Perl、PHP、Ruby、Python | Perl、PHP、Ruby、Python | 転送量 | 70GB/日 | 80GB/日 | 100GB/日 |
正確な情報が不明なものが多いです。Xサーバーが1つ抜けてスペックが高いような気がします。転送量は各社上げてきているので差はないくらいですね。
各プランの特長と評判
Xサーバー X10
「重くない、落ちない、安定」との評判が多いです。私もXサーバーのX10で運用しているサイトがありますが、安定しています。重いなと感じたことはないかもしれません。ネット上の評判でも安定しているという口コミが多いですね。収益化しているサイトでは安定稼働は最重要なので、人気も高いです。
さくらのレンタルサーバ スタンダード
コストパフォーマンスに優れ、ワンコインでホームページもメールも本格的に活用できる。というのが特徴ですね。ネット上の評判では、トラフィックが増えた時、繋がりにくい場合があるとの評判あり。価格コムの人気ランキングでも上位にいてるので、人気が高いようです。一番重要な値段で考えると断然安いですからそうなりますね。
ロリポップ スタンダード
このサイトはこのロリポップ スタンダードで運用しています。ページ表示時に若干重いかなと感じるときがありますが、全然問題ない程度です。
2016年より順次新サーバへ移設するようなので、高速安定稼働への改善が見込まれるようです。また10月あたりからWordPressもモジュール版PHPも利用できるようになり、CGI版との違いとしては内部処理速度が37倍に高速化されるそうです。(GMOペパボのベンチマークテストによる)
37倍というと凄そうですが、おそらく体感的に少し早くなったなと感じる程度だと思います。
結局一番おすすめはどれ?
今回の選ぶ基準として、WPが使えて、費用のあまりかからない、安定稼働できる、独自ドメインで複数サイト運用できる、という点からだとどこもWPも独自ドメインで複数運用できるので、費用の点と、安定稼働の点が基準になりました。
安定稼働を重要視するならXサーバー
やはり、サイト運用で収益化を考えているサイトの場合は、Xサーバーの安定感がひとつ抜けています。アフィリエイトを複数運用したい場合などもXサーバーがイチ押しですね。多くのアフィリエイターの方もまず選択されているようですし、収益化を考えた場合、ページの表示速度は重要です。ちょっとでも表示が思いなとサイト利用者が感じてしまうと、離脱されてしまいますので収益にもアクセスにもマイナス影響がでてしまいます。
あとは、実際私が運用しているサイトでも、何も問題らしいものが起きたことがない、というのもお薦めのポイントですね。コントロールパネルも使いやすいです。サイト運用で重要なのは何も起きないというのが重要ですので、値段の面では少し高いですがおすすめです。
値段を重視するならさくらのレンタルサーバ
何がなんでも安く抑えたい、まだどうなるかわからないけどサイトを運用してみたいという場合は費用の一番安いさくらのレンタルサーバがおすすめです。最低限のスペックも十分です。ただ、ちょっと重くなる、アクセスしずらいというのは起きるかもしれません。
とはいえ、私の経験上、サイト運営はまずは初めてみる、そしてそのあと考える、というのも重要ですので初期費用を小さくするもの必要です。サイトを運用し始めたけど、あまりアクセスが増えなかった場合や、更新するのが続かなかった、となってしまう場合も多々ありますので、そんな場合はオーバースペックとなり、初期投資だけかさむかたちになります。結果が出る、サイトが大きくなるのにもある程度の期間がかかりますので、そうなってからプランを変えるという選択も賢いと思います。
確実にこの規模のサイトになる、と計算している場合以外はこのプランで始めるのがおすすめです。
さくらのレンタルサーバ スタンダードのお申込みはこちら(公式ページ)
コストも稼働も中間の場合はロリポップ!で
Xサーバーほどはお金をかけたくない、ミニマムで始めたい、それでも安定稼働はしたい、ちょうどそんな中間の場合はロリポップがおすすめです。さくらのプランと比較すると、わずかにサーバースペック、転送量に優位があると思います。来年以降の新サーバーへの移行でさらに改善見込みがあるのも大きいです。WPはモジュール型で使えますし、サクサクなる可能性もあります。
私もこのサイトと複数のサイトで運用していますが、問題はないです。で今回の調査でも結論として私はロリポップを選択しようと思います。